随分前のことだが、カルナタカ州のお隣のケララ州に行くことがあった。上の写真はケララ州トリバンドラムの有名なビーチの写真(名前忘れた)。ただあまり観光らしいことはしなかった。印象的な経験と言えば、クラスメートの家に泊まったのだが、彼女のお母さんがガバメントスクールの先生(中学校1年生~2年生の英語のクラスを担当)ということで学校を訪問させてもらったこと。その訪問時にメモしたものを箇条書きだがブログにも以下に載せておく。
・長崎・広島の原爆投下については、インドでは小学生でも知っている。原爆の日(8月6日と9日)には反戦のパレードがインドの学校で行われることもあるくらい。
・インドのガバメントスクール(日本でいう公立校)では学費・制服は無料。昼食も無料だが、家からお弁当を持参してもOK(朝食を無料で提供している学校もある)。School Tripだけは有料。
・ガバメントスクールだと1クラスの生徒数が40~60人くらいなので一人ひとりの生徒を先生がフォローしきれない。その点私立だと1クラス20~35人くらいなので、生徒の理解度が高いと言われる。親なら皆自分の子供を私立に入れたいと思っている(私立でも学費の安いところは多くある)
・インドの学校と言っても州や公立/私立で教育制度が随分異なる。もちろん教科書も異なる。また私立学校も競争が激しくなってきているので、各学校も独自の特色を出そう動きがある。
・(訪問した学校では)小学校1年生から英語を、小学校5年生からヒンディーを習い始める。(ケララでは母語がマリアラム語の人が多い。)
・インド人の学生は早ければ高校生くらいから携帯を所持し始めるが、一般的には大学生からがほとんど。小中学生で携帯を持っているというのは見たことがない。
・訪問したクラスの女子生徒(14歳)が既に婚約をしていた(親に決められた)。3年後に結婚することになっていると。ただしこの年齢ではインドでも珍しいほうだと。
・ガバメントスクールの先生の給与はとても低いと言っていた。40代後半のベテランの先生でも2万5,000ルピーだと。その給与にはすごく不満、低すぎると言っていた。
・小学校高学年の英語の教科書に日本の「窓ぎわのトットちゃん」のストーリーが載っていた!
・クラスメートのお母さん(中学校の先生)が「最近学校の仕事が忙しくて。働き過ぎだと思うわ。残業もしている。」と言うので詳しく聞いてみたら、「通常業務時間は朝8時半から午後3時半まで。少し買い物しても4時には家に帰れるわ。でも最近は残業していて午後5時まで働いているの。本当に疲れるわ。」と言っていて驚いた。(←日本で小中学校の先生をしている友人に教えたら、驚愕されそう…。)
続きは、次回更新予定。次は写真中心で更新するつもり。
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