私とインドの365日

2010年からインド・バンガロールにある大学に留学し、2013年に卒業。

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随分前のことだが、カルナタカ州のお隣のケララ州に行くことがあった。上の写真はケララ州トリバンドラムの有名なビーチの写真(名前忘れた)。ただあまり観光らしいことはしなかった。印象的な経験と言えば、クラスメートの家に泊まったのだが、彼女のお母さんがガバメントスクールの先生(中学校1年生~2年生の英語のクラスを担当)ということで学校を訪問させてもらったこと。その訪問時にメモしたものを箇条書きだがブログにも以下に載せておく。


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・長崎・広島の原爆投下については、インドでは小学生でも知っている。原爆の日(8月6日と9日)には反戦のパレードがインドの学校で行われることもあるくらい。
・インドのガバメントスクール(日本でいう公立校)では学費・制服は無料。昼食も無料だが、家からお弁当を持参してもOK(朝食を無料で提供している学校もある)。School Tripだけは有料。
・ガバメントスクールだと1クラスの生徒数が40~60人くらいなので一人ひとりの生徒を先生がフォローしきれない。その点私立だと1クラス20~35人くらいなので、生徒の理解度が高いと言われる。親なら皆自分の子供を私立に入れたいと思っている(私立でも学費の安いところは多くある)
・インドの学校と言っても州や公立/私立で教育制度が随分異なる。もちろん教科書も異なる。また私立学校も競争が激しくなってきているので、各学校も独自の特色を出そう動きがある。
・(訪問した学校では)小学校1年生から英語を、小学校5年生からヒンディーを習い始める。(ケララでは母語がマリアラム語の人が多い。)
・インド人の学生は早ければ高校生くらいから携帯を所持し始めるが、一般的には大学生からがほとんど。小中学生で携帯を持っているというのは見たことがない。
・訪問したクラスの女子生徒(14歳)が既に婚約をしていた(親に決められた)。3年後に結婚することになっていると。ただしこの年齢ではインドでも珍しいほうだと。
・ガバメントスクールの先生の給与はとても低いと言っていた。40代後半のベテランの先生でも2万5,000ルピーだと。その給与にはすごく不満、低すぎると言っていた。
・小学校高学年の英語の教科書に日本の「窓ぎわのトットちゃん」のストーリーが載っていた!
・クラスメートのお母さん(中学校の先生)が「最近学校の仕事が忙しくて。働き過ぎだと思うわ。残業もしている。」と言うので詳しく聞いてみたら、「通常業務時間は朝8時半から午後3時半まで。少し買い物しても4時には家に帰れるわ。でも最近は残業していて午後5時まで働いているの。本当に疲れるわ。」と言っていて驚いた。(←日本で小中学校の先生をしている友人に教えたら、驚愕されそう…。)

続きは、次回更新予定。次は写真中心で更新するつもり。



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日本人の友人がインドに遊びに来てくれたので、一緒にバンガロールから電車で3時間の場所にあるマイソールに行きましたよっと。マイソールの詳しい説明などはこちらのwikiから。

マイソールまでの交通手段は電車とバスがあるけれど、今回は電車にすることに。インドのバスだと、結構酔いやすい&渋滞に巻き込まれる可能性も結構あったので(電車は意外と時間に正確。特に出発時間。到着時間は30分~1時間くらいはよく遅れる)。電車のチケットは窓口または公式Webサイト上で予約が必要。ただしWeb上では、インドで発行されたクレジットカード及びデビットカードの登録が必要で、海外で発行されたカードには対応していない。そこで大学の近くにある地元の旅行代理店でチケットを入手。チケット本体はBバンガロールから行きが170ルピー、帰りが280ルピーでした(シートのクラスは一緒。ただ電車自体の料金が異なるため)。旅行代理店に支払った手数料がたった20ルピーで、商売成り立つのかな?と人ごとながら心配になった…。

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電車の中こんな感じ。天井の近くにある台のようなものはベッド。夜になるとここに人が寝る(私達の時には昼間の電車だったので、寝る必要はなかった)。奥の窓に挟まれて見えているのは、コンセント。でも壊れていて使えないことが多い&他の乗客に使われていることが多いので、充電はしていったほうが吉。電車から眺める景色が意外と壮大でよかった(←写真撮り忘れ)。

今回は滞在日数が実質1日。1日目はバンガロール15時発・マイソール着18時だったので、到着してからすぐにホテル探しをして(オートリキシャのおじさんに、予算伝えていくつか回ってもらった)、その後は夜のMysore Palace(Maharaja's Palace)を見学に。日曜日と祝日しかライトアップはしないとWebに載っていたのだけれど、平日のこの日の夜でも何故か点灯していた。ラッキー。でも理由を聞いておけばよかったな。

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↑ライトアップもショーに合わせて色とりどりに変化。

夜はレストランで食事。Parklane Hotel内のレストラン。Lonely Planetなどに載っていて有名ということもあって9割以上が外国人旅行者(特に白人さんがめちゃくちゃ多い!)だった。インドの民族楽器の生演奏を聞きながら、御飯が食べられるのが良かったかな。食事の味はまあまあだった(←ここも写真撮り忘れ)。

翌日は朝からChamundi Hillとそこにある有名なTempleを見学に。前日のオートリキシャのお時間が良い人だったので携帯の番号聞いて翌日にホテルまで迎えに来てもらった。片道30~40分くらいかけて、丘の上にあるその有名なヒンドゥー教徒のお寺に到着。が、すでにインドのお寺はかなり沢山見てきているので写真も撮らず…。さくっと見学をおえて丘を下り、Jaganmohan Palaceという美術館やSt. Philomena's Churchという教会、Devaraja Marketと呼ばれる沢山の露店の集まった市場などへ。市場はバンガロールでも見られるのだけれど、比較的規模が大きかったと地元の市場を見るのがそもそも好きということもあって個人的にはここが一番良かったな(以下写真多め)。

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2日目はMysore Palaceの建物の内部を見学。しかしここは撮影禁止だった。宮殿の内部はヨーロピアン調な内装・彫刻・絵画・調度品など(しかしヒンドゥーっぽい思想も反映された)が印象的で意外と良かった。

総評としては、マイソール旅行は満足感はまあまあ高かった!(←あまり期待して行かなかったというのはあるかもしれないが。)バンガロールは観光するような場所がほとんどないので、バンガロールに仕事や観光で来ることがあれば是非マイソールまで行ってみてほしい。


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↑私の大学の校舎の写真と、キャンパス内に沢山あるココナッツの木の写真。

私の大学に日本人は私ともう一人男の子がいるだけなのだが(最初の2年間は私だけだったが今年から新入生として入ってきてくれた)実は中国人留学生はかなり沢山いる。小さな大学ではあるが、全体で80〜100人ほどいるのではないか。

しかし残念なことだが、この中国人留学生達はあまりインドにもインド人にも馴染んでいないことが多い。いつも中国人同士で一緒にいて、中国語のみを話し、インドやインド人の悪口ばかり言っているのを見聞きするのは何となく悲しいことである(そりゃ、インドの嫌いな部分私だってあるけれど、その逆だって沢山あるし。)

せっかくインドという異国の地にいるにも関わらず、現地の文化や人から距離を起き、卒業後はインドに残らず自国に戻って、いい職を目指しますって人が典型的なパターン。途中で中退して帰国してしまった中国人生徒も少なくない(ある女の子は、どうやって運んだんだろうと思うくらいの大荷物&親からの送ってもらった大量の小包と共にインド生活をスタートしたのにあっという間に帰国してしまった…。一人暮らし用の部屋も決めて、家具や電化製品まで買い揃えた直後だったのに…)。

しかし高校卒業してすぐかそこらの彼・彼女らは「アメリカやイギリスなど比べると格安で英語の授業が受けられる」という話だけ聞いてインドの大学に入ることを決めたのだとしたら、上記のようなことになるのは無理もないかなぁと思う(そういう仲介エージェントがいるらしい)。

まぁもちろん中国人留学生の全員が全員インド嫌いな訳じゃないし、インドに馴染んでいる留学生も僅かながらいるのだけどね。


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↑マクドナルドの朝マック。エッグマフィンと思いきや、中はパニール(インド風カッテージチーズ)と野菜を揚げたコロッケみたいなものが入っている。普通に美味しい。

インドに来るまで「ベジタリアン(菜食主義者)」に会ったことなど、人生でほとんどなかった(日本ではゼロ。アメリカでは数人会ったというくらいだが、彼らは生まれて一度も食べたことがないということではなく、人生半ばでベジタリアンになろうと決めてなった人たち)。なのでベジタリアンといってもイメージがわかなかったし、「野菜だけなんてお腹が空きそうだなぁ」というお気楽な感想しかなかった。

そんな私だが現在インドの大学の寮に住んでいることもあって(寮内は料理禁止。寮内で賄われる食事をとっている)、実はほぼ毎日ベジタリアン料理しか口にしていない。週に1~2回ほど外食で鶏肉は食べるけれど、豚肉と牛肉は2~3ヶ月に一度くらい(鶏肉は簡単に手に入るけれど、豚肉や牛肉を扱うレストランが少ないため。まぁ私があまり外食していないというのもある。)で、ベジタリアンに関して思いついたことをちょっとメモしておく。

・インドのベジタリアン食は種類が豊富!野菜だけでこんな美味しい料理が沢山あるなんて…とちょっと感動する。世界中のベジタリアンにとって、インドは食に関してはすごく住みやすい場所なのかも。
・ベジタリアンの食事と言っても、御飯やチャパティ(ローティ)・豆類をがっつり食べる&油をたっぷり使ったこってりした料理が多いので意外とお腹に溜まる。
・ベジタリアンだからといって痩せている訳ではない。痩せられる訳ではない(私の以前のルームメイトはベジタリアンだが、0.1トンほどあった…。苦笑)
・ベジタリアンと言っても、魚は食べるベジタリアン、卵を食べるベジタリアン、という人も沢山いる。逆にベジタリアンの中には、乳製品や根菜類も食べないベジタリアン(ジャイナ教徒等)という人もいる。
・意外と多いのが夫婦なのに片方がベジ、もう片方がノンベジという組み合わせ。奥さんがベジで、旦那さんがノンベジの場合、料理の味見をするのはどうするのだろうと思ってしまう…。(あと両親がベジ、子供がノンベジというのもよくある。)
・宗教的な理由はもちろんだが、そもそも肉を食べること自体が汚らわしい・下品と感じる人が多い気がする。
・ノンベジと言っても一般的にはインドでお肉と言えば、鶏肉とマトン中心(インドのマトンと呼ばれる肉は、実は羊肉ではなく山羊肉と聞いたがこれは本当だろうか?)たまに若い人で牛肉を食べる人を見るが(ヒンドゥーなのにね…)実はそれよりも豚肉を扱う肉屋&レストランが少ない気がする。でもやっぱりインドは鶏肉が一番美味しい。安いやつは脂肪が少なくてパサパサしてるけど。
・マクドナルドやKFCなどのファーストチェーン店はベジタリアンを考慮したメニューを多く用意している(ベジ専用のマクドナルド?というのもインド国内にあるらしい)。
・インドの食べログ「Zomato」などでもベジ・ノンベジはユーザーにとっては大切な指標のようで、それらからソートできるようになっている。
・ベジ料理頼んだはずなのに、見た目も食感も肉っぽいものが出てくることがある。「これ肉じゃん!」と一人ツッコミして、よく見てみるとパニール(インド風カッテージチーズ)とかカリフラワーとかマッシュルーム揚げたのだったりする。
・ほぼすべての調味料や食品(特に加工食品)にノンベジかベジか購入者が判断できるマークが書いてある。ノンベジは日本の日の丸のような赤いマーク、ベジはその丸が緑色になったようなマークだ。

メモっぽく書こうとしたら意外と長くなったので、ここまでにしておこう。


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色々あって暫く使っていた携帯が使えなくなったので、インドでiPhone5を購入した。

インドにはApple Store自体は存在せず、Appleから指定された現地の代理店のみが販売をしているよう。大きなショッピングモールに行けば「iStore」や「imagine」といったMacプロダクトを扱うお店があるので、そこでiPhoneを購入できる(調べてみるとAirtelやAircelなどの通信事業者のお店やそれらのECサイトでも取り扱っているようだ。)

私は上記2店舗で料金を比較してみたが、店員さんに聞いてみると価格はインド国内で固定されて決められているとのことでどこでも一緒らしい。価格一覧はこちら(2013年2月現在)↓

-iPhone5 16GB 45,500ルピー
32GB 52,500ルピー
64GB 59,500ルピー
-iPhone4S 16GB 38,500ルピー

上記のお店2店舗で聞いてみたところインドのiPhoneはsimフリーとのことだったが(でもiPhone4まではsimロクありだった覚えがあるのだが…変わったのだろうか?)、通信業者のお店で扱っているiPhoneがsimフリーかどうかは未確認。香港やタイなどでもsimフリーのiPhoneは購入できるが、価格をネット上で比較してみるとインドのiPhoneは高い!でもそれらの国に行く機会はないし、時間も惜しいいので購入してしまった。

私はVodafoneのsimカードを以前から持っていて、それ以外のsimを新しく購入するのは嫌だなぁと思っていたのだが、店員さんに聞いてみたらiPhone5用のnano simを購入せずともiPhone購入の際に無料で通常のsimカードを切ってくれるとのことだった。購入後、お店でnano sim用のカッターを持っていて一瞬で切ってくれた。ちなみに購入したのはiStoreというお店。imagineというお店では、iPhone用のnano simをAirtelまたはAircelで購入するか、どこか別のお店でnano用に切ってもらってくれと言われてしまった。インドでは少し大きな町に行けば、中古携帯を扱うお店がちょこちょこあるのだが、そういう所でsimカードをmicro simやnano sim用に切ってくれと言えば専用のカッターで切ってくれる。一回50ルピーほど。

上部の写真の赤色のiPhoneカバーケースは300ルピー、スクリーン用の保護シートは200ルピーであった。


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以前Twitterに投稿した内容なのだが、ブログにも載せておこうと思う。

インドを代表するEコマースサイト「Flipkart」を試してみた。結果から言えば
・購入した翌日に商品到着
・商品総額300ルピー(約510円)以上で送料無料(それ以下の金額は送料30ルピー)
・30日間返品保証
・代引き手数料無料
で大満足であった。インドのサービスだからってなめちゃいけないねぇ、すごいわ。

ちなみに面倒な会員登録もFacebookかgoogleアカウントでログインして、メアドとパスワードの認証までやってくれるから楽。そして注文を代引にすれば、サイトにクレジットカードなどの情報を登録する必要は一切なし。

外付けハードディスク購入したんだけど、日本で買うのとほぼ同額か数百円安いくらい(ただし商品によっては日本で買うより高いものももちろんある。日本企業の電化製品とか)。商品のバリエーションがちょっと少ない気もするけど、まぁ解決するのは時間の問題かなぁ。

私は「営業日2~4日」で到着予定の商品が翌日に届いたけど、友人は朝注文して夕方に到着したと。インドは物流インフラが問題というけど各主要都市には倉庫もってるんだろうな。あと宅配会社利用せずに独自の物流網築いてるみたい。バイクで届けてくれた兄ちゃんFlipkartのシャツ着てたし。

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↑Flipkartのバイクはこんな感じ。町中でもちょくちょく見かける。

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↑商品はこんな感じで届いた。
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↑梱包も結構しっかりしていて安心。

周りの友人もネットでカード情報入力するのは抵抗あるみたいで、みんな代引き利用するみたい。ちなみにインドはクレジットカードよりデビットカードの方が圧倒的に普及率高い。とりあえず周りの大学生は持っているのが普通という感じ。

他に有名どころだとSnapdealやCMを積極的に売ってるEbayか。ネットショッピング好きなインド人の友人から聞いたサイトだと MyntraJABONGFASHOSexclusively.in も。

exclusively.inとFlipkartは、Facebookにも出資した米投資会社Tiger Globalも出資してるらしい。Amazonがインドで少し前にはじめた junglee はまだ私の周りでは知名度薄い気が。

ただ気になったのが、商品到着前に「今日の夜7時までに商品届きます」というような内容のSMSが携帯に自動で届くのだが、都合が悪かった時に変更してもらうための手段がないこと(自動配信のSMSなので、返信できないし、電話番号も掲載されていないし、Web上で変更できるような項目もない。商品購入時の日時の指定はもちろんできない。この辺は日本の運送会社はすごいと思う。)あとWebで配送状況のトラッキングもできるのだがこのShipment Historyは(現在時点では)あまり正確じゃない。

だが、それでも想像以上に商品購入→受取り・支払いまでがシステマチックかつ楽ちんで驚いた。これはバスやオートリキシャで数十分かけて買い物に出て、砂や埃だらけで帰ってくるのと比べると天と地の差だわ…。出不精にならないように気をつけねば。

追記:半年以上前のツイートを元に書いたエントリーなので今はもっとサービス向上しているかも。


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↑写真はタイトルと関係ないけれど、レストランや食堂でお皿の代わりに使われるバナナの葉を売る少人たち。

少し前に日本人の友人が遊びに来てくれた(正しく言えば休暇中に観光で)。彼は20半ばだが18歳から中国に渡り現地の大学を卒業して、今も中国で働いている(トータルで中国生活は8年程らしい)。そんな彼がインドで10日間ほど観光をして「インドいいなぁ。インド人すごく好きだ」と言っていた。それを聞いて私も嬉しくなったのだが、その理由を聞いて「なるほどな」と思うことがあった。

私がインドという国や人を見た時、どうしても相対的に比べる対象は日本となる。もちろんインドの好きな場所は沢山あるが、それでもこれまで生まれ育った"住みやすい"日本と比べると劣って見えてしまう部分が沢山ある。けれど、彼の場合は中国で過ごしてきた期間が長いため、インドと比較する対象が日本だけではなく中国にもすることができる。

例えば、彼が言っていたのは「インド人は観光客相手に酷く騙す、とどの観光ガイドにも書いてあって身構えて来たけれど、そんなに酷くないですね。というか、インド人の騙し方ってストレートでわかりやすいんですよ。中国人の観光客の騙し方の方がもっと酷いですよ。すごく計算された頭のいい騙し方してきます。それに比べるとインド人の騙し方って一辺倒で、人柄が隠せていない。」という話。

他にも「インド人は中国人と比べると行儀がいい気がする。例えば列の割り込みも多少あるけれど、中国ほどじゃ全然ない。中国で人気のレストランやチケット売り場などに行くと割り込みが激しいので、列を強制的に作るためにロープが引いてあって、整備するスタッフが必ずいる。インドはそういうのはほとんど見かけなかった。」と言っていた。

この点には関しては、中国人ルームメイト達と過ごしていて、インド人よりもずっと割り込みが酷いなとは薄々気づいていた。でもそのルームメイト達はとても素直で思いやりがあって良い子たち。ただそういう性格は別にして、割り込み社会で生きてきたら、無感覚で割り込みしてしまうのかなぁ、と彼の話を聞いていて思った。彼も中国で長年過ごしてきて「割り込まないと割り込まれるから、自分も割り込むようになりましたよ。」と言っていたし。

彼は「短いインド旅行だったけれど、インド人のピュアでストレートな人柄と可愛い笑顔が印象的だった。」と言っていた。インドに来ると、インドのことをすごく好きになるか、すごく嫌いになるかどちらかだ、とよく言われるが、彼の場合は前者だったようで話を聞いていて私も嬉しくなった。

(補足:上記のように書くと彼が中国人のことを批判的しているように聞こえるかもしれないけれど、もちろん彼は中国人の好きな部分も沢山あると言っていた。好きじゃなきゃ10年近くも住めないしね。)


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