以前、元参議院議員の田村耕太郎氏にインタビューをして頂いた時の内容
だが、参考にしたい方もいるかもしれないのでブログにも載せておこうと
思う。

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「インドの大学の試験内容」

私の大学の試験期間は長く、校内試験が約2週間、州内での共通一斉試験が
準備期間も含め約1ヶ月半あります。年間2学期制で1学期に6〜8科目ほど
の試験を受けますが、1科目の試験は3時間に及びます。

一見3時間というのは非常に長い時間に思えますが、試験時間中はこの3時間
が本当にあっと言う間に過ぎてしまいます。

試験内容は量と質の両方が求められますが、日本の大学でよくあるような
自己の意見を踏まえた論述形式ではありません。

とにかく教科書の内容を的確に多く示すことができるかという暗記重視の
内容となります。1科目3時間でどの程度書く必要があるかというと(高得
点を狙うならば)A4サイズ30ページほどは必要です。(多い人は30ページ
代後半まで書きます。)

つまりA4サイズ1ページを平均6分で(もちろん英語で)書き上げる必要が
ありますが、これでは「書く内容を考える時間」がなくなります。
1科目3時間というのは、頭で考えて書く試験時間をさすのではなく、
頭の中にある情報をひたすら紙に落とし込んでいく時間になるのです。

試験のその3時間が終わると、書き過ぎで指が震え昼食のスプーンさえ持つ
のが困難になるほどです。私はここで「指が筋肉痛になる」という感覚を
人生初めて経験しました。

超暗記重視なので、実はインドの大学の試験方法は、英語の単語・構文の
ストックを増やす・英文のライティングスピードを上げるという意味で
英語学習者にとっては非常によい勉強になると思います。

ただ一方で創造性のない単調な学習方法となるので、英語ネイティブの
人にとっては退屈に感じるかと思います。

引用元:現代ビジネスwebサイト
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33249
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33305

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