以前日本人の知り合いの方から「インドの幼児や小中学生の英語教育って
どんな感じになっているの?」と聞かれたことがあった。その時に寮母
さんや周りの友人達に話を聞いて、知り合いにメールで返信したのだが、
せっかくなのでブログにも残しておこうと思う。

まず、インドでは幼稚園・保育園から英語教育はスタートするようだ。
この時点では「聞く・話す」に重点が置かれていて、英語の絵本の読み
聞かせとか、英語の歌を歌うとかそのくらい。そして小学校以上はどの
学校に行くかで英語教育方法が変わる。子供の両親が子供を「英語で勉強
する学校」か「現地語で勉強する学校」かを選ぶことができるのだ。

前者はほぼ私立、後者は公立になる。しかし、インドでは誰もが(例え
タクシー/オートリキシャのドライバーやメイドでさえ)子供を私立に
入れたがる。公立の学校は先生の質が低くく、また先生が授業に来な
かったり、生徒数に対する先生の数が少な過ぎる(60人のクラスに対し
先生1人など)、さらにトイレが校内にないなど様々な問題があるからだ。

知り合いでライターの坂田さんのこの記事によると、

「インドにおける幼稚園から高校に至る学校の総数は約100万校。うち
私立は約7%にもかかわらず、全生徒数の44%が私立に通っている」と。

実際私立もピンきりなのであるが、学費がそれほど高くない私立も多いと
寮母さんが教えてくれた。

話がそれたが子供への英語教育の話である。「英語で勉強する学校
(=私立校)」を選ぶと授業はすべて英語。先生が話す言葉はもちろん、
教科書も試験も全部英語となる。そして「現地語で勉強する学校(=公立校)」
はその逆だ。日本のように「英語の授業」がある(毎日一時間づつくらい)。
しかし日本と違うのは授業中「英語を英語で勉強する」ということ。日本の
ように「英語を日本語で勉強する」のではない。ただ、いきなりそうなる
のではなく最初(小学校低学年)は英語を現地で教え、年齢があがるにつれ
段階的に授業の中での英語の先生が使う言語の割合を現地語から英語に移行
させていくようだ。

以前インドの田舎の公立校に見学しに行ったことがあり、その現場を見さ
せてもらったことがあるので、その話はまた別のエントリーで書こうと思う。

ーー

ちなみに私も周りのインド人(寮母さんやクラスメート)数名に聞いただけ
なのでもし「内容違うよ!」「実際はこうだよ」という生の声があれば是非
教えてください!


↓↓ブログランキングに参加中。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ